ゲーミングPCを販売しているおすすめのBTOショップを紹介。国内のBTOメーカー全16社を分析している。特定のBTOショップの評判や特徴を比較してから購入するゲーミングPCを決めたい方向けのコンテンツだ。
あまりBTOショップ(メーカー)のことを知らない方向けに、知名度・価格・セール・出荷スピードなど項目ごとの評価をまとめているのでぜひ参考にしてほしい。とくにランキングに影響を与えるのは価格とセールだ。時期によってコスパがよくなったり、悪くなったりと状況が変わるのでそれに合わせてランキングを変えていく。
BTOショップの売れ筋モデルをチェックしよう!
ゲーミングPCを選ぶ時に、基準としてショップで選ぶというのも選択肢の一つとしておすすめだ。スペックや性能に関係なくショップごとの売れ筋モデルを見れば選びやすい。各メーカーがどのようなモデルに力を入れているのか、他のメーカーと比べてコスパは高いのかといったことを把握できる。基本的には力を入れているモデル=最もコスパの高いモデルと考えて間違いない。ゲーミングPCの相場も一つの参考としてもよいのではないかと思う。相場を調査するために各BTOメーカーの売れ筋モデルをチェックしている。
各メーカーの詳細ページで人気のゲーミングPCを紹介しているので必ずチェックして欲しい。当然各ショップごとに強みや特徴がある。もちろん弱みと言える部分もあることは否定しない。各ショップの特徴はそれぞれの詳細ページで紹介しているが、当ページではショップの特徴を簡単にまとめてみた。是非お気に入りのショップを見つけて欲しい。詳細ページへのリンクを貼っているので、気になるショップがあれば要チェックだ!
おすすめの国内BTOメーカーランキング【2023年10月】
国内BTOメーカー16社を徹底的に比較している。各メーカーの評価・知名度・価格・セール・出荷スピードを元に、国内BTOメーカーのおすすめランキングをまとめた。
なお、夏休みや年末年始などの繁忙期は納期が長くなってしまうショップが多いので注意しよう。
各評価項目の解説についてはページ下部の「BTOメーカー評価項目について」を参考にしてほしい。主観が入らないように配慮しているつもりだ。基本的にランキングが変わるのは上位のショップだけだ。人気のショップはある程度固定されてしまっている。
1位 パソコン工房
納期 :最短7営業日
評価 :10.0
知名度 :9.5
コスパ :9.0
セール :7.5
カスタマイズ:6.5
種類 :8.5
サポート :10.0
パソコン工房は知名度があり初心者におすすめのショップの一つだ。秋葉原など全国に店舗を構えている。マウスコンピューターと同じMCJグループに属しているが、ラインナップや特徴はまったく別物だと考えてよい。マウスコンピューターなどとは独立したブランドという認識で間違いない。ゲーミングPCブランドはLEVEL∞だ。とにかくどこよりも豊富なラインナップを持ち多くのユーザーの希望に応えてくれる。他のメーカーでは見られないCPUとGPUの組み合わせもある。たとえば、Core i5-13400×RTX 4070 Ti搭載モデルやRyzen 5 7600X×RTX 4080などが該当する。
ここ最近はセール・キャンペーンに力を入れていてコストパフォーマンスの高いモデルが揃っている。ケースデザインも一新されて注目度も高い。ゲーミングノートPCのラインナップ数も業界トップクラスだ。デスクトップ向けCPU搭載の珍しいラインナップを持ちおもしろい。世代の切り替え時は一時的にラインナップが激減してしまうため時期だけは注意しておこう。価格は安めに設定されていて価格重視のユーザー向けだ。24時間365日の電話サポートを受けられるのも魅力の一つとなる。比較的バランスの取れたショップで初心者の方にもおすすめしやすい。
2位 G-Tune(マウスコンピューター)
納期 :最短2営業日
評価 :9.5
知名度 :8.5
コスパ :8.5
セール :9.0
カスタマイズ:6.5
種類 :10.0
サポート :9.5
G-Tuneは品質の高い製品を安く購入できる人気のBTOショップだ。この”G-Tune”は、マウスコンピューター(親会社は上場企業の株式会社MCJ)のゲーミングPCブランドとなっている。最近はマツコ・デラックスをCMに起用(以前は乃木坂46)するなど知名度向上中だ。
2023年7月には新しいゲーミングブランドNEXTGEARが登場して注目度が増している。ケースデザインも一新されてBTOパソコンの枠を超えているように思える。
一般ユーザー向けのmouseブランドやクリエイター向けのDAIVブランドも人気が高い。mouseブランドのBTOノートパソコンは売れ筋モデルが揃う。マウスコンピューターは、さまざまなイベントにも積極的に参加していてユーザーと接する機会を増やしているのもポイントだ。また、プロゲーマーとコラボーレーションをするなど企画もおもしろく知名度は上がってきていると言える。
サポート・サービスも非常に充実していて初心者の方にもおすすめしやすい。24時間対応の電話サポートは強力だ。さらに、+3,300円の安心パックに加入すれば専用ダイヤルと即日修理が可能となる。72時間以内での修理完了努力など購入後も安心できるのはさすがだ!送料無料や基本保証3年間と優れたサービスを受けられる。納期も最短翌営業日での出荷(オプション)とスピーディーでサービス面の評価が高い。セールを実施するようになってユーザーにとっても身近な存在になっているのではないだろうか。
3位 ドスパラ(ガレリア)
納期 :最短2営業日
評価 :9.0
知名度 :10.0
コスパ :6.0
セール :7.0
カスタマイズ:6.5
種類 :7.0
サポート :9.0
ドスパラは日本一のBTOショップだ。ゲーミングPCブランドのガレリアは人気が高い。最新モデルの投入も早くゲーミングPC市場におけるベンチマーク的な存在となっている。e-sportsの普及に積極的で露出も多く知名度が高い。ケイン・コスギ氏をアンバサダーに任命している。ゲーミングPCの販売台数も業界トップで業績がよい。エントリークラスからハイエンドまで幅広く一部のモデルについてはコスパも高い。キャンペーン時ならなおさらだ。今はビジネスモデルのLightning/Magnateや、クリエイター向けのraytrekシリーズが強い。最近は10万円前後の低価格帯のモデルも増えてきている。
ゲーミングノートPCのラインナップも豊富だ。ゲーミングノートのコストパフォーマンスでは国内No.1だと言える。右に出る者はいない状態だ。低価格帯から高価格帯まで万遍なく強力なラインナップを持っている。また、独自のポイント還元でユーザーにとってメリットがある。ポイント付与率が上がるキャンペーンを実施することもある。24時間の電話サポートが用意されているのも大手企業らしいところだ。ユーザーにとってわかりやすいウェブサイトも嬉しい。これまでゲーミングPCを購入したことのない初心者の方にもおすすめだ。最近は
X(Twitter)でのプレゼント企画など魅力的なコンテンツを提供し続けている。まだフォローしていない方はチェックしておこう。2023年1月にはサイトのリニューアルを行いより使い勝手がよくなった。
4位 Sycom(サイコム)
納期 :最短7営業日
評価 :8.0
知名度 :7.5
コスパ :6.5
セール :6.5
カスタマイズ:10.0
種類 :8.5
サポート :8.0
サイコムは、カスタマイズ性の高さとデザイン性の高さが特徴のBTOショップだ。CPU・GPU・メモリ・電源ユニット・マザーボード・CPUクーラーまで、細かくカスタマイズができる貴重なショップだと言える。MSIやASUSなどのメーカー製グラフィックボードを選択することが可能だ。水冷CPUクーラーなど機能性の高いパーツを選べるのも特徴だ。CPUとGPUのデュアル水冷モデルが購入できるBTOメーカーはサイコムぐらいだろう。静音モデルも人気だ。主流のBTOメーカーにはない魅力がある。ややコストパフォーマンスには劣るものの理想のゲーミングPCを作り上げることができる。基本的にはカスタマイズをすればするほどコストパフォーマンス指標は高くなる。初期構成のままだとかなり割高だ。
さいこむあんしん相性チェッカーを利用すれば中級者の方でも安心して利用できる。やや価格は高いが品質も高く中上級者モデルのショップの中でもおすすめしやすいと言える。普通のBTOパソコンで満足できない方はぜひサイトを見て欲しい。初心者の方をターゲットとしたG-Master VELOX Ⅱがリリースされて、一気に人気が出ているように思える。Premium Lineでは標準2年保証で無償オーバーホールやアップグレードサービスを受けられる。これなら初心者でも選びやすいだろう。カスタマイズが前提という特性上どうしても納期は長くなってしまうので、余裕を持って購入しよう。サポートは平日10:00-12:00、13:00-17:00とかなり限られている。土日祝日は休みとなっていてビジネスパーソンなどは使い勝手が悪く感じてしまうはずだ。
5位 フロンティア(FRONTIER)
納期 :最短5営業日
評価 :7.5
知名度 :7.5
コスパ :6.5
セール :10.0
カスタマイズ:6.0
種類 :7.0
サポート :7.0
フロンティアは、はヤマダ電機グループのショップで信頼性が高い。最近は知名度も上がっている。秋葉原などにも店舗を構えているイチオシショップだ。
他のショップと比較してセール&キャンペーンがオトクなショップとなっている。セール対象モデルのコストパフォーマンスは良好で、最近は価格が安いことでSNSなどで話題になるようになってきた。一部のモデルについてはセール開始直後に売り切れてしまうため、モニターあるいはスマホの前で待機しておく必要がありそうだ。RTX 3060搭載モデル・RTX 3060 Ti搭載モデル・RTX 4070 Ti搭載モデルについては最安値クラスのモデルが揃う。G-Tuneやドスパラなど大手BTOメーカーと対等に戦えるショップだ。最新モデルも破格の値段で販売されていることもある。フロンティアはセールモデルを必ずチェックしておこう。稀にびっくりするぐらいコスパの高いモデルが存在している。
最新モデルが登場したときは真っ先にチェックしておきたい。最新モデルでも割高感なく適正価格で販売されるのは高評価だ。割引額は業界トップクラスを誇る。初心者の方でも選びやすい厳選されたラインナップも魅力だ。電源ユニットにも力を入れていたり、デュアルストレージが搭載されていたりと優れたモデルが豊富だ。ただし、通常モデルは価格が高めでコスパ指標は伸び悩む。割高であることも多く基本的にはセール情報を確認しよう。最近は即納モデルも続々と登場していて納期が長いというデメリットが解消されつつある。
いくつかのモデルを見ていると気付くが保証は1年が基本で延長保証に加入できるモデルが極端に少ない。価格が安いことの代償と言えるかもしれない。サポート時間が10:00~19:00と短めなのはデメリットだ。
6位 TSUKUMO(G-GEAR)
納期 :最短5営業日
評価 :7.0
知名度 :7.5
コスパ :7.0
セール :7.5
カスタマイズ:8.0
種類 :6.5
サポート :7.0
TSUKUMOは知る人ぞ知る人気のBTOショップだ。現在はフロンティアと同じヤマダ電機グループに属している。広告などでの露出がそれほど多くないため知名度は高くない。秋葉原や大阪日本橋に行くことの多い方なら知っているだろう。ラインナップについてはミニタワー・ミドルタワー・フルタワーモデルの三つに分かれているだけなので、理想のモデルを探しやすいだろう。小型PCのラインナップもあるが、在庫はほとんどないようだ。また、MSI・Crucial・FireCudaなどとのコラボレーションモデルも販売されている。
大手BTOメーカーの中ではカスタマイズの自由度が高く、ベースモデルを基準に好みの一台に仕上げることができる。CPUやグラフィックボードのアップグレードができるのは嬉しい。最近はゲーミングノートにも力を入れているようだ。価格・構成等全体的にバランスの取れたショップだと言える。ゲーミングデスクトップが中心でゲーミングノートPCは他のメーカーに劣る。最近はセールにも力を入れていてそこそこコスパは優秀だ。他社メーカーと比べてずば抜けているというわけではない。サポートは平日11:00-19:00、土日祝10:30~18:30と平均的だと言える。
7位 アプライドネット
納期 :最短3営業日
評価 :6.5
知名度 :6.5
コスパ :6.5
セール :8.5
カスタマイズ:6.0
種類 :6.5
サポート :7.0
アプライドネットは福岡に本社を置くBTOメーカーだ。九州エリアには多くのリアル店舗を構え認知されている。BariKata(バリカタ)やKaedama(カエダマ)といった個性的なネーミングがおもしろい。MSIやAcer製のパソコンの取り扱いも行っていて守備範囲が広い。関東エリアの方にとっては馴染みもないだろう。アプライドネットは全国レベルで見るとそれほど知名度が高いわけではない。それでもネットで購入できるため大きなデメリットとはならないはずだ。アプライドネットは、コストパフォーマンスの高いモデルを多く排出している。とくに夏休みや年末年始などに販売されるモデルはコストパフォーマンスに優れている。知名度はなくても掘り出し物が見つかるだろう。メモリがシングルチャネルだったり、マザーボードが旧世代のものだったりとコストカットがされている部分はあるが、それ以上に価格が安く選びやすさがある。サポート時間は10:30~18:00とやや平凡だ。有料サービスが複数用意されているので必要に応じてアップグレードしておくとよい。店舗での修理依頼を受け付けているのは魅力的だろう。
8位 STORM(ストーム)
納期 :最短7営業日
評価 :6.0
知名度 :4.5
コスパ :7.0
セール :7.0
カスタマイズ:6.5
種類 :5.0
サポート :7.0
STORMは、カスタマイズの自由度が高く人気のあるショップだ。オシャレなケースを採用していたり、MSIなどのメーカーとのコラボレーションモデルもあったりして選びがいがある。白色のケースを採用したBTOパソコンをいち早く市場に投入したのはSTORMかもしれない。
Twitterでの情報発信も多くフォローしてみるとおもしろい。メーカー自体の知名度はそれほど高くないが、知っている方ならパソコンは絶対ストームじゃないと嫌だという方も多い。品質の高さにも定評があるので、あまりこのショップのことを知らない方もチェックする価値がある。カスタマイズでダウングレードをすればその分だけしっかり価格が安くなるためカスタマイズの自由度は高い。今は在庫状態が不安定で品切れのモデルが目立っている。なお、OS非搭載モデルもあるため購入時は注意して欲しい。サポートは平日10:00-11:50、12:50-18:00とそれほど長くない。
9位 パソコンショップSeven
納期 :最短2営業日
評価 :6.0
知名度 :4.5
コスパ :6.0
セール :6.0
カスタマイズ:9.5
種類 :7.0
サポート :7.0
パソコンショップSevenは、中上級者向けのBTOメーカーだ。そこまで知名度が高いショップではない。リアル店舗がないため知名度は上がりにくいと言える。
ただ、圧倒的なカスタマイズ性の高さから特定のユーザーに支持されている。自由な構成と品質を重視するユーザー向けだ。初期構成でも価格は高めだ。安い!と思っても税抜価格であったり、OS非搭載モデルであったりと紛らわしい側面がある。ゲーミングPCカテゴリーにあるバナーで記載されている最低価格はOS非搭載モデルなので注意して欲しい。1万円ほど高くなる計算だ。カスタマイズにこだわりすぎると価格が跳ね上がるため初心者の方は避けた方がよいかもしれない。
30万円を超えるウルトラハイエンドモデルのラインナップも魅力的だ。なお、最近管理人はパソコンショップセブンでパソコンを購入した。コストパフォーマンスが優れているというわけではなく、気に入ったケースがあったのでそれを基準に構成を考えたのだ。価格が高くても結果的に満足しているので誰もが価格を重視するというわけではないことだろう。サポート時間は平日10:00-17:00となっている。時間が取れない場合はお問合せフォームなどを活用するとよい。
10位 PCワンズ
納期 :最短21営業日
評価 :4.5
知名度 :4.0
コスパ :4.0
セール :4.0
カスタマイズ:10.0
種類 :2.5
サポート :7.0
ワンズは上級者向けのショップとなっている。日本橋に店舗を構える玄人ショップで、関西在住の方には馴染みがあるだろう。完全フルオーダーでパソコンを注文することができ、好みの構成を組み立てることができる。CPUやグラフィックボードなどはもちろんケーブル、電源など細かく対応できる。相当マニアックなBTOパソコンになること間違いなしだ。BTOの本来の形だと言える。出荷は遅めだが、フルオーダーを選択するのであれば仕方がないだろう。上級者向けのショップであるワンズがこれ以上ランクを上げるのは難しいだろう。中上級者向けのショップとしては健闘している。カスタマイズにこだわりがある方必見だ。コストパフォーマンスが高いわけではなく、自分好みにカスタマイズするとそれなりの価格になる。サポート時間は11:30~19:30だ。
11位 パソコンショップArk
納期 :最短2営業日
評価 :4.0
知名度 :4.0
コスパ :4.0
セール :3.0
カスタマイズ:6.5
種類 :3.5
サポート :9.0
新しいゲーミングブランドとして
arkhive(アークハイブ)を立ち上げた。まだまだ様子見の段階だが注目しておきたいブランドだ。その他MSIなど海外メーカーのゲーミングPCを取り扱っているショップだ。販売しているBTOパソコンでは構成パーツのメーカーと型番がはっきりと明記されているのが嬉しい。コストパフォーマンスはそれほど高くないのがデメリットだ。大手メーカーに比べるとやや物足りないか。珍しいRyzen 7 5800X搭載モデルがあったり、MSI製ゲーミングノートがあったりと他のショップとは違うラインナップを持っている。とくにに海外製のゲーミングノートPCを探している方は必ずチェックして欲しい。MSI・GIGABYTE・Razerなど幅広いブランドを取り扱っている。24時間のサポートが提供されているのは高評価だ。上場企業であるMCJグループに属していて安心感がある。パーツメーカーとしても人気が高い。
12位 マイニングベース
納期 :最短1営業日
評価 :3.5
知名度 :3.0
コスパ :3.0
セール :2.0
カスタマイズ:5.0
種類 :5.0
サポート :6.5
2018年5月に設立された新参のショップだ。LEDで魅せるゲーミングPCブランド
「ASTROMEDA」が主力製品となっている。LEDイルミネーションで他のメーカーとの差別化を図っている。光り物が好きな方は要チェックだ。カスタマイズの項目も厳選されていて初心者の方でも購入しやすい。一時はWEB広告に力を入れていたようだが、最近はあまり見かけない。予算を掛けられない状況なのか。それでも新しいモデルも導入されていてラインナップはそれなりに揃っている。以前と比べて明らかに勢いが落ちてしまっている。最近は販売に力を入れていないのだろうか。ネット上やSNS上での露出が激減しているように感じる。ブランドが始まったばかりの頃と比べると、知名度が上がってきているとは言え光るゲーミングPCだけでは弱いかもしれない。他の事業が好調か!?マイニング需要が伸びたことでゲーミング以外での人気があるのかもしれない。サポート時間は9:00-18:00となる。
13位 VSPEC(ブイスペック)
納期 :最短8営業日
評価 :2.5
知名度 :2.5
コスパ :3.0
セール :3.0
カスタマイズ:8.0
種類 :1.5
サポート :6.5
VSPECは、カスタマイズ性が高く玄人向けのショップの代表だ。ラインナップは少なくカスタマイズが前提となっている。初心者の方には敷居が高いショップだと言える。少し変わった構成は店長の趣味だろう。興味がある方はチェックしてみると楽しめるだろう。最近は大手メーカーに押されてやや浮上が厳しい状況になっている。意外とおもしいモデルが販売されているときもあるので、上級者の方にとっては楽しめるショップだと言える。とにかく知名度が低い。そして価格面でもおすすめできるポイントがほとんどなく、ランキング低迷の要因となっている。知名度が低くモデルの更新もないことから今後ランキング上位に入るのは無理かもしれない。サポートは平日10:00-17:00、祝日11:30-17:00に指定されている。土日は休業だ。
14位 富士通
納期 :最短7営業日
評価 :1.5
知名度 :10.0
コスパ :1.5
セール :1.0
カスタマイズ:2.0
種類 :3.0
サポート :7.0
富士通は国内大手で誰もが知るPCメーカーだ。実は富士通にはBTOメーカーという側面もある。グラフィックボード搭載モデルの販売をしていることからランキング入りとした。ただし、RTX 2080やRTX 2060搭載モデルなど限定的でおすすめしたいわけではない。ラインナップはショップの特徴を見ている限りランキングが上がることはないだろう。富士通ファンの方におすすめだ。他のメーカーと比べてラインナップが極端に少なくコストパフォーマンスも高くない。妥当なランキングだろう。サポート時間は09:00-19:00となっている。有料のサービスも用意されている。
15位 NEC
納期 :最短7営業日
評価 :1.0
知名度 :7.0
コスパ :1.0
セール :1.0
カスタマイズ:6.0
種類 :1.5
サポート :8.0
2022年7月に
NECもゲーミングPC市場に参入した。価格設定を見る限りかなり苦戦しそうだが、古参のNECファンの方であれば魅力を感じるかもしれない。24時間365日のゲーミングサポートは心強い。パソコンの初期設定から快適なゲームの設定などをサポートしてもらえる。また、スタートキャンペーンではLogicool製のゲーミングデバイスを無料で手に入れられる。ラインナップが少なくCPUはCore i5-12400F or Core i7-12700F、グラフィックスはRadeon RX 6400 or GeForce RTX 3060から選ぶことになる。サポート面については電話サポート予約サービスやオンラインでの修理依頼など使い勝手がよく高評価だ。
16位 コナミ
納期 :最短7営業日
評価 :0.5
知名度 :5.0
コスパ :1.0
セール :1.0
カスタマイズ:1.0
種類 :2.0
サポート :3.0
日本が誇るゲームメーカーコナミもBTOパソコン市場に参戦だ。ゲーミングPCブランドは
「ARESPEAR(神と槍)」となる。スタンダードクラス、ハイクラス、ハイクラス+の3つのラインナップとなった。最上位のハイクラス+ではサイドクリアガラスパネルを採用していて魅せるモデルとなっている。オシャレなケースデザインを採用したゲーミングPCの販売を計画中ということで期待していたが、コストパフォーマンスは悲惨なことになっている。この構成、この価格で売れるとは思えないのだが…しかも旧モデルを搭載しての販売というのは厳しい。新しく発売されたにもかかわらず第9世代CPUを搭載していたり、他メーカーの同クラスのモデルと比べて50%以上割高だったりと現時点では厳しい評価となる。この価格設定では購入しようと思う方は少ないはずだ。電話でのサポートはなくメールフォームから連絡する形となる。
BTOメーカー評価項目について
商品発送までの早さを評価している。購入したらすぐに手に入れたいと思うのが人情だろう。中小ショップよりも大手メーカーの方が短納期だ。最短翌営業日の出荷に対応しているショップも多い。また、海外メーカーよりも国内メーカーの方が有利だと言える。繁忙期などは出荷までにやや時間が掛かる傾向にある。
BTOメーカーの総合評価を表している。時間がない方はこの評価だけを見ていれば十分だ。知名度以降の各項目を踏まえた上でのおすすめ度と考えて欲しい。この指標が高ければ今おすすめできるBTOメーカーということになる。意外と時期によって変わるため、当ページをブックマークして定期的に確認していただけると嬉しい。
ゲーミングPCブランドがどれほどユーザーに認知されているかを評価した。メーカー自体が有名でもゲーミングPCブランドとなるとイマイチなブランドもある。知名度が高いショップはやはり多くのユーザーが購入するお店になっている。広告露出などで力を入れていて伸びしろがあるショップはその旨を記載している。
ゲーミングPCを選ぶ上で多くのユーザーが気になるのがコスパだろう。性能の割に価格が安いというのは正義だと考えている。ショップのラインナップ全体でのコストパフォーマンスを記載している。特定のモデルが他社メーカーと比べて割安な場合でも指標は高くなる。
セールのお得度を評価している。セールの項目が高いショップはコスパも高い傾向にある。セールの内容は値下げ、CPU・グラフィックボードのアップグレードやストレージの強化などさまざまだ。最近だとドスパラ・G-Tune・パソコン工房・フロンティア・HP・ASUSなどがお得なセールを実施している。
カスタマイズの自由度を評価している。メモリやストレージだけではなく、PCケース・CPU・CPUクーラー・グラフィックボード(OCモデル含む)・電源ユニットなど、より細かいカスタマイズができると評価が高くなる。初心者の方はあまり気にしなくてもよいだろう。何度もBTOパソコンを購入して物足りなくなった方向けだ。
ゲーミングPCの種類の豊富さを評価している。ミドルタワー・ミニタワー・コンパクトケース・静音タワー・水冷モデル・フルタワー、ゲーミングノートPCなどのラインナップ数だと考えて欲しい。豊富な選択肢から選べるとカスタマイズを考える必要がなく初心者の方でも選びやすいというメリットがある。
ゲーミングPCを販売しているショップのサポートについて評価を行っている。電話でのサポート時間および質、有償サポートの種類と内容、修理に掛かる日数などを総合的に評価を行っている。土日祝日に電話サポートを受けられないショップよりも、24時間365日電話サポートを受け付けているショップの方が評価が高くなる。また、有償サポートが用意されている場合は種類や内容(金額含む)などお金を払う価値があるのかで判断している。
大手BTOショップと中小BTOショップの違い
BTOショップについて少し掘り下げてみよう。BTOショップは数多くあるが、その資金力・規模・知名度から大手BTOショップと中小BTOショップに分けることができる。当サイトではその中でも大手ショップと分類される「
ドスパラ」・「
G-Tune」・「
パソコン工房」を中心に取り扱っている。これらのショップは安定感があって初心者にもおすすめしやすい。サポート面でも安心だ。
一方、中小BTOショップとしては、「
サイコム」・「
パソコンショップセブン」・「
ワンズ」などが挙げられる。カスタマイズの自由度の高さが特徴でよりこだわりのあるゲーミングPCを購入することが可能だ。ワンズについては自作代行の側面が強い。当サイトがどうして大手BTOショップを中心に扱うのかを、大手と中小の違いに触れながら解説していこうと思う。
大手は初心者向け
大手ショップの特徴としては製品のラインナップに安定感があり、初心者から上級者まで幅広く対応できる。製品の安定感とは供給面も意味している。半導体不足でグラフィックボードの入手が困難になったときでも大手ショップならある程度安定して製品が供給されていた。安定した仕入れができているということでユーザーからしても安心して購入できる環境がある。
また、大手BTOショップは、価格・構成・サービスについて高い水準を維持している。初心者におすすめなのは失敗する可能性が低い大手BTOショップとなる。秋葉原に店舗を構える人気ショップが揃う。万人受けする豊富なラインナップが嬉しい。ゲーミングPCの紹介となると、多くの人が求める性能や価格はほとんど共通していると言っても過言ではない。
極端な話を言えば「安くて性能のよいパソコン」である。大手ショップの場合はこの価格と性能のバランス、つまりコストパフォーマンスに優れているものが多いのだ。大手ショップの場合は誰が使っても同じで、安定感こそ高いが自由度は低い。そして無難な構成で似たようなラインナップしかないというのはメリットとデメリットを併せ持つ要素だ。
中小ショップの場合は誰が使っても同じになることがなく、構成の自由度は高いが安定感は低い。構成の幅が広く、あまり見かけない構成を採用したりしていて選択の幅が広かったりというのもメリットとデメリットを併せ持つ要素となる。見比べてみると大手ショップのほうが安心と思える。サポート面でもやはり大手が有利だ。24時間365日のサポートを提供するショップもあるほどだ。保証面などで大きな違いがあることはないが、保証の種類が多いこともある。
中小は玄人向け
中小ショップの場合は性能を重視し、何かに特化したスタイルを取っていることがあり、一部の人にしかウケない。とにかく個性を重視しているのが中小ショップというわけだ。パーツ単位で高価なものを使用したり、ケースや構成にこだわりがあったりと個性的なラインナップとなっていることが多い。人によっては自由度が高いというのは何よりも優先したい項目となることもあるだろう。
大手ショップと違い、カスタマイズ性が比べ物にならないほど高く、配線の1本から細かく指定できるショップもあるほどだ。価格は高めなのが注意点だ。知識が無い人やこだわりの無い人にはデメリットでしかない。このカスタマイズ性の高さは良くも悪くも通常ショップの強みだと考えている。大手ショップはパソコンケースやマザーボードがある程度固定されているという理解でよい。カスタマイズの選択肢についても固定されているのが現状だ。
通常ショップでは何から何まですべて指定できる。これはもうBTOというよりも自作パソコンに近いものが完成するわけだ。価格を度外視すれば、品質や性能を自由に決められるのはコアなユーザーにとっては嬉しいサービスだ。フルカスタマイズは現在のパーツの流用なども可能なので、買い替えの場合は安く済むこともあってパソコンを組み立てられる人にとっては有難い存在となる。初心者にとっては敷居が高く敬遠されがちだ。
まずは大手あるいは中小の括りでお気に入りショップを探そう
ゲーミングPCを販売しているショップは大きく分けると大手と中小となる。
前者はドスパラ・G-Tune・パソコン工房、後者はサイコム・ワンズ等がある。初心者の方は大手ショップの方が安心だろう。製品品質が安定していて、コストパフォーマンスも高くなっているモデルが多い。一方、中小は玄人向けの内容となっていることが多くカスタマイズもある程度知識がある前提となっている。
ただ、そもそもBTOというのは注文を受けてから制作をすることでカスタマイズ性の高さが特徴だった。ドスパラやG-Tune等の大手ではカスタマイズの幅を限定することで在庫リスクを軽減して、価格を抑えることに成功していると言える。また、最短当日の発送に対応しているのもこれに起因する。
購入するショップを絞ることができれば、PCを選びやすくなるだろう。お気に入りのショップを見つけることが最適なゲーミングPCを見つける近道になるのかもしれない。複数のショップを候補にいれてしまうと、どうしても迷ってしまい結局購入しなかったということになる可能性が高くなる。各ショップにはそれぞれの特徴や特色があるため、何を重視して選ぶのかの参考になれば幸いだ。